前回に引き続き・・・ベールについて詳しく 2015年06月27日
ヘアスタイルと合わせて先日ご紹介しましたベールについて、
ちょっと違った視点でご紹介してみようと思います。
洋装で、ベールとは、婦人帽などに垂らす薄くすきとおった布の類。
顔をおおい、日焼けや塵(ちり)を防ぐためのもののことを意味します。
転じて、おおい。おおって見えなくするもの。
ウェディングドレスやベールを被る習慣はキリスト教の習慣であり、
その習慣が日本に流入したものだそうです。
カトリックにおけるベールは「女性の洗礼の証」です。
洗礼とは信者になるための儀式であり、ベールはその儀式を受けた証となります。
現代の結婚式のベールは洗礼の証となるベール由来のものですが、
日本におけるベールはウェディングドレスのアイテムの一つになっています。
ベールにも幾つか種類があり、
聖母マリア様も頭にかぶっているようなマリア様がかぶったベールが
「マリアベール」と呼ばれるようになり、
円形のものを折り返さずに、頭に添わせてそのままかぶった状態のことを言います。
昔はこのマリアベールのみでしたが、
キリスト教のプロテスタントの習慣が広まってから一般化して
変化したのが「フェイスベール」なのです。
こういったベールのもつ意味を知りつつ、
現代ではよりオシャレに自分らしく取り入れ
ウェディングドレスと合わせて素敵な結婚式にしたいですね♪
コーディネーター 右近