高砂(たかさご)の席 2016年01月29日
毎年の帳尻合わせでしょうか。
この数週間で一気に雪山がこんもり、
寒さの厳しい毎日ですね。
DAIGOさんと北川景子さん。
最近ではあまり見掛けなかった婚約会見。
ほっこりなってしまう素敵な会見でしたね。
会見を見掛けると結婚式の高砂の席を思い浮かべてしまうのですが、
今回は高砂の由来についてご紹介します。
高砂(たかさご)とは、メインテーブルのことであり、
新郎新婦が披露宴の際に座る席のことをいいます。
ゲスト席よりも一段高くなっていて、
新郎新婦の二人が金屏風の前に座ります。
高砂とは、兵庫県高砂市にある高砂の浦のことです。
もともと兵庫県高砂市にある相性の松(同じ根を持つ2本の松)に、
夫婦が一生添いとげるといった意味を持たせたことに由来しています。
高砂とは、人生でいかなる困難があっても、
人は元の姿に必ず戻っていく(つまり、めでたいところに納まる)
といった意味もあります。
高砂の松というのは、芽が出てからのち
様々な風雪に遭って幹が曲がってしまったとしても、
頭の部分は根元と同じ場にある姿のことを言います。
これらの意味から、夫婦が一生添いとげるように
という願いを込めて婚礼の席で用いられるのです。
最近では、あえて高砂を作ることをせずに壇や金屏風を外すことで
新郎新婦ふたりの席をゲストと近い配置で設けたり、
金屏風の変わりに装飾にしたりするカップルも増えています。
結婚式の準備をされているお二人は、席順を考えたり準備する事も沢山ですよね。
結婚式に纏わる由来を知りながらの準備だったりするとまた準備も楽しめそうですね。
右近