札幌市のウェディングドレスショップ「ブライダルサロン愛」から、ウェディングに関する情報をお届けします

足袋のルーツ 2016年03月12日

まだまだ寒さの厳しい毎日ですね…

部屋でもなかなか素足では居れず、

ベットに入ってもモコモコのソックスが欠かせない日もあります!!

昔は、モコモコソックスなどないですし、日常どうしていたのだろう?

ふと疑問に思い、思い出すのはこの仕事柄か足袋が一番に過ぎります。

 

和装

 

足袋について調べてみると…

  

 

 

足袋の歴史はとても古く、二通りの流れがあるようです。

一つは「しとうず」これは奈良時代にさかのぼります。

 

しとうず

 

この時代の礼装で、指が分かれていない形で絹性だそうで、

もう一つは皮からできた単皮(タンピ)。

これは靴のようなもので、主に外ではかれたものだそうです。

こはぜもまだ無く、紐で結ぶようになっていました。

ちょうど今のひも付きブーツみたいです。

 

たんぴ

 

また、語源は旅のときに利用するのでそこからきているという説や

足の形を鼻に見立てて多鼻(タビ)という説もありますが、

(単皮)タンピから足袋となったというのが有力のようです。

 

綿の足袋は江戸時代から爆発的になったのだそうです。

江戸の大火事があり、革の装束を着ることで、

火の粉から守ることができるということから、

革の消費が大変進んでしまって、

足袋用の皮が足りなくなってしまったようなんですね。

それで綿で作ってみたらしく、これが冬は暖かいし、

いいではないかということになったのでしょうね。

別の説では一番最初はお茶会ではやったということです。

 
ただし江戸の町人達は、足袋は無粋ということで、
 
何よりもはかないのが一番自由、裸足で通すのが粋だったようです。
 
江戸の女たちは冬でも裸足だから、
 
その裸足の足を男たちが懐で温めたという話が語られています。
 
白い傷の無い、綺麗な足であることが美人の証拠だったんですね。
 
遊女も足袋ははきません。
 
この足袋をはき出し流行らせたのは芸者さんたちなのです。
 
 
明治以降、色を売ることが卑しいことと見られ、
 
粋とされていた素足が逆にはしたないものに変わり、
 
徐々に白足袋を履くのが主流となり正式となっていったのでしょうね。
 
白は礼装、純潔。
 
汚れの無い足袋が芸のみを売る芸者さんの
 
一つのステイタスになっていったのではないでしょうか。
 
 
でお召しいただく足袋も白ですよね…
 
白は礼装、純潔というところなのでしょうね。
 
 
なんだかモコモコのソックスをはく事が、
 
考え深くなってしまうような気がします。
 
 
右近でした。
 
 
 
 

 

Blog TOP
ページの先頭に戻る