★和装入門★ その2 2014年10月10日
先日ご紹介しました、色打掛の新作が入荷したところですので、
本日は、ご試着の際によく「この柄の意味って何ですか?」と尋ねられる
柄(文様)の持つ意味についてお伝え致します。
花嫁が結婚式に身につけるきものには、縁起のよい文様や季節の柄が
描かれているものでして、
鶴、松竹梅、桜、丸文、花車、熨斗(のし)、檜扇(ひおうぎ)
貝合わせ、鴛鴦(おしどり)、鳳凰、・・・などなど
本日は、この中から
丸文と花車が描かれた打掛と一緒にご紹介致します。
【丸文】
始まりも終わりもない丸の形は無限を表す縁起のよい文様とされています。
鏡柄や花を丸く描く花丸文など様々なもので描いた文様があり、
結婚という新たな人生を歩みだしたふたりの永遠の誓いを思わせます。
【花車】
豪華絢爛に咲き誇る四季の花をあふれんばかりに乗せた花車。
花車だけではなく雅な時代の上流階級を思わせる御所車もよく描かれる
文様です。
古くから文様に託された幸福を祈る心・・・
知っておくと、きもの選びももっと楽しくなりそうですね。
次の機会にはまた他の文様の意味やお勧めの打掛、引き振袖など
華やかな結婚式にふさわしい着物をご紹介させていただきます。
コーディネーターの右近でした