★和装入門★ その1 2014年09月20日
ここ数年、和装を着る花嫁さまが再び増えており
柔軟で素敵なアレンジもよく目にします
白無垢(しろむく)、色打掛(いろうちかけ)、引き振袖(ひきふりそで)
聞いたことはあるものの、どの着物がなんと言われているものなのだろう・・・
今回は着物の名称やいわれなどを中心にご紹介させていただきます
【白無垢】
室町時代の頃に始まったと言われている全てが白い婚礼衣裳のことで
長襦袢、掛下(打掛の下に着るもの)、帯、小物類までの一式が白いという装いのことです
相手のどんな家風にも染まりますという花嫁の意思を示すものだという説もあるそうで・・・
嫁ぐ日の覚悟を思わせる美しい衣裳です
お鬘(かつら)のときは、綿帽子(中にかんざしを挿し綿帽子をかぶります)か角隠しを合わせます
【色打掛】
白無垢と同格の礼装ですが、挙式には白無垢を披露宴では誇り高く、
華やかに着るお祝いの衣裳として色打掛へのお色直しをする方が多いようです
一番上に掛ける着物が色物となり、身に着ける和装小物も合わせ白以外のものを使います
お鬘のときは、かんざしや角隠しを合わせます
【引き振袖】
江戸時代後半になると袖や身丈を長く着る着物が出てきます
すそを引くタイプの振袖で、やがて武家のあいだで婚礼衣裳として定着しました
この着物に角隠しを合わせることが一般的でした
明治時代には特に黒地の着物が主流だったそうです
知っていくとそれぞれに様々な意味を持つ伝統の衣裳たち・・・
またの機会に着物の柄の持つ意味やお勧めコーディネートもご紹介していきますので
お楽しみにお待ちくださいませ
本日はコーディネーターの右近でした